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2013年1月31日木曜日

物理

頭が冴えて眠れないので、思いついたことをメモ。 

今日、日経サイエンス3月号量子ゲーム理論を読んで、自分が物理2の原子の運動あたりで諦めたことを思いだしました。 

数学は問題なかったんですが、物理は、どうしても「わかった感」が得られなくて。 
原子の運動と、惑星軌道の方程式でつまずきました。 
波動、力学は得意なほうだったから、なんでだろうと思いました。 

今思えば、わたしがつまずいたところって、3次元の問題ばかりなんすよ。 
惑星の軌道計算を、どうしても抽象としてとらえることができませんでした。。 
惑星、粒子、中性子と聞くだけで、いろんな画像が浮かんできて、解けても、なにかがちがう、これはちがう、と身体感覚が告げるんですよね。 

要するに、眼にみえる世界から離れられなかった、と。 
(Myミクさんで音楽をされている方が、「波動をどうしても理解できなかった」と以前、日記に書かれているのを読んで、音を、身体感覚的として捉えている人は、波動の方程式が納得できないのかもしれん、と思ったりも) 


逆に数学は、高校レベルだと芸みたいなもので、身体イメージが邪魔になるということはなかったんですが。 
ニュートン力学は、実は存在してなくて、近似値だそうです。 
たまたまああいう式になってる、と知って、解放された気がしましたが・・・。でも手遅れ涙。 



わかった、という感覚は、「馴染みのある」「よく知ってる」という安心感なんですね。 

海外へいって、日本へ戻ってきたときの感覚といえば、しっくりくる。 

見慣れない町や、骨格も肌の色もちがう人々の顔ばかりみたあと、羽田に戻って日本語のアナウンスが流れると、ホッとするでしょ。 
あれです。 
新しい情報のなかに、馴染んだパターンがあることを脳が発見して、その瞬間、処理する回路ができあがるのです。 
”ほら、この顔の人々は知ってる。日本人だ。自分は日本に戻った” 
「わかった」は、それに似た感覚です。 

決めるのは、情動です。 
わかったと思ったとき、よく知ってる身内や友だちの顔をみたとき、うれしさで、身体があたたかくなりませんか? 
実際体温があがってるんです。 

・・・今思えば、高校の物理に「わかった」感を求める必要はなかったんだと理解できるんすよ。 
もし、わかったと思ったとしても、その感覚は誤りなんだし。 


物理でしくじったのは、自分の脳の処理方法が言語→身体感覚、なものだったから、エラーを起こしたんですね。 
すでにできあがってる言語主体の処理OSが、邪魔をしたんです。 
要は、なにかを得るにはなにか犠牲にしないといけないという、キャパの問題。 

男の子の場合、脳がゆっくりと発達するため、身体感覚の処理が優先されて、言語の処理回路が完全にはできあがってないのだそうです。 
なので、言語回路の妨害を受けずに問題を考えられる。 

物理が苦手な文系よりの理系が、生物、医学系で。 
うちの親戚は、医療系が多いです。 
物理が苦手な遺伝子らしい、、、